TBS系列『爆報! THE フライデー』で、かつてイタリア人美人歌手として「ヒデとロザンナ」で夫婦デュオを組み、紅白にも出演するなど一世を風靡したロザンナさんの帰化手続きを紹介されました。ロザンナさんは、現在、お孫さんが6人もいて日本に来て50年にもなるのですがイタリア国籍のままだったようです。ロザンナさんが帰化したい理由は主に2つあり、一つは日本国籍としてご主人のお墓に入りたいということと、二つ目は、相続が面倒になるからだそうです。このままだと、ロザンナさんが亡くなると、日本での手続きの他に、イタリア法に従った相続手続きの必要があり、相続人となるお子様やお孫さんが日本国籍であってもイタリアまで手続きに行かなければならないそうです。自分が死んだ後で、お子様達に迷惑をかけたくないと思ったロザンナさんは、自分が帰化することで問題をなくそうと思ったそうです。素晴らしい!
帰化のための要件の一部は次の通りです。
- 入国管理局から許可されたビザを持って引き続き5年以上日本に住んでいること
- 年齢が20歳以上
- 納税証明書(国税、住民税)の提出
- 交通違反の有無
- 経済力(学生の場合は仕送りで可、配偶者の経済力で安定も可、 結婚の場合は同居生活の事実が必要)
- 無国籍かまたは有していた国籍を喪失している
- 平和憲法の精神を持っている
- 小学生低学年(7歳~8歳)レベルの日本語の読み書きの能力がある
- 1年365日のうち80%以上の日数を日本に滞在している
- 地方法務局の家庭訪問でプライバシーを公開する覚悟がいる
- その他、いろいろ
ということで、提出書類は70種類ほどあり、元国籍、帰化理由などなど、それぞれのケースに応じて必要な書類を提出します。いづれにしても、すべてのケースで膨大な書類の数となります。本当に大変ですね。